連合長野は28日、長野市内で執行委員会を開いた。近藤光会長は、自身が代表世話人を務める「輝く明日の長野県を考える会」が前自民党衆院議員の村井仁氏(69)に出馬要請した経過を報告。執行委は、連合として村井氏を支援していく方向でほぼ一致した。
議論は非公開。終了後、記者会見した近藤会長は「田中県政を乗り越えるということで(意識を)共有できた」と述べた。
近藤氏によると出席者からは、村井氏が自民党県連の顧問を務めていることなどから「組織内には(村井氏支援について)さまざまな思いの人がいる」との指摘が出された一方、「考える会」が候補擁立に向けて果たした役割を積極的に評価する意見も多かったという。
執行委は、各委員が産別労組や地域協議会にこの日の内容を持ち帰って議論し、あらためて連合長野としての選挙方針を決定すると確認。週内にも出馬表明する見通しの村井氏から推薦要請があれば、来週中ごろに開く拡大執行委員会に諮るとしている。