信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
知事選で未成年の模擬投票を 高校・大学生ら計画
2006年6月26日掲載

 県内出身や在住の大学・高校生ら10代、20代の若者が中心になり、7月20日告示の知事選に向けて、未成年を対象にした「模擬投票」の実施を計画している。25日に長野市内で初の会合を開き、実施方法や活動の広げ方を話し合った。
 将来の有権者である世代が、政治や地域の未来像を考えるきっかけにする狙い。知事選告示後に模擬投票を行い、知事選の投開票後に結果を公表する。今後、学校や生徒会に協力を呼び掛けていくほか、インターネット上での実施も検討する。
 会合は、4月の東京都多摩市長選などで未成年模擬投票運動にかかわった長野市出身の大学4年生白沢史那さん(21)=東京都=らが呼び掛け、高校・大学生や会社員ら8人が参加。協力する日本青年会議所長野ブロック協議会のメンバー6人と意見交換した。
 高校3年生、里優花さん(17)=松本市=は「生徒会で実施を提案してみたい」。社会科教師を目指している大学4年生佐野智香さん(23)=同=は「机上の勉強ではなく政治を考える機会をつくりたい」と話していた。


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