知事選で田中知事に代わる候補の擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」の近藤光氏(連合長野会長)と見藤隆子氏(日本看護連盟会長)の両代表世話人は22日、都内で会談した。知事が同日の県会本会議で3選に向け立候補表明したことを踏まえ、自民党県連の小坂憲次会長と民主党県連の羽田孜代表の「トップ会談」を実現し、候補擁立を急ぐ方針を確認した。
非公開の会合後、記者会見した近藤氏は「候補を決めただけでは意味を成さない」と述べ、会主導で候補者名を挙げることに否定的な考えを示した。その上で「現職の立候補表明は大きな節目で、もう一度原点に戻って結集する必要がある。とりわけ自民、民主が胸襟を開いて話し合うことが大事」と述べた。
見藤氏は、会合の場から訪独中の小坂会長に国際電話を入れたことを明らかにし、トップ会談に期待する姿勢をアピール。羽田代表には今後、近藤氏が要請するとした。