信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
「予想通り」と受け止め 県内5政党 代表の立場は
2006年6月23日掲載

 22日、田中知事が3選を目指し出馬表明したことについて、県内の主要5政党には「予想通り」との受け止めが目立つ。一方、知事が新党日本代表を兼任する点について、知事選でも党の姿勢を明確にするよう求める声も出た。
 自民党県連の石田治一郎幹事長は「新しい時点を迎え、早急に勝てる候補者を見いださなければならない」と話す一方、田中知事が出馬する場合は「新党日本の代表という立場はぬぐえないだろう」との見方を示した。
 民主党県連の羽田孜代表は「知事という仕事が政党の代表を務めながら片手間にできる仕事なのかどうか」とあらためて指摘。公明党県本部の佐野功武代表は「出馬するなら、新党日本の代表という立場をあいまいにするべきでない」と強調した。
 「選挙構図が固まった段階で党としての態度を決める」としてきた共産党県委員会の今井誠委員長は、知事の出馬表明後も「まだ(構図が)固まったとは言えない」と、党としての対応は明確にしなかった。
 一方、社民党県連の中川博司幹事長は「田中知事の下ではこれ以上改革は進まない」としつつ、党としての対応は「候補者が出そろった段階で検討する」と述べた。


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