6月県会初日の22日、本会議場の傍聴席には約50人の県民が訪れ、田中知事の知事選立候補表明にさまざまな感想を口にした。
長野市の女性(42)は「30人学級など子どものことを考えてくれるし、行動力もある。県政をいい方向にもっていってもらいたい」と期待。一方、同市の農業男性(60)は「道路整備や、農林業などの生産基盤整備が進まず、額に汗して働く県民のことを知事が本気で考えているのか疑問だ」と渋い表情を浮かべた。
傍聴席には、既に立候補表明している公認会計士、若林健太氏を支援する40代男性の姿も。「県政を変えたいと思う県民も多い。知事の立候補表明で選挙構図が見えてきて、選挙への動きが一気に活発化しそう」と話していた。