長野市出身の作家、猪瀬直樹氏(59)を8月の知事選に擁立しようと活動していた、同氏の長野高校同期生でつくる「同期17有志の会」(奥井昭彦代表幹事)は20日、長野市で幹事会を開き、擁立断念を正式に決めた。
世話人の佐藤友治氏が猪瀬氏と連絡を取り合ってきた経過を報告。政党や他団体の支援を受けられる見通しが立たない中、「裸の状態で、選挙戦に臨もうと求めることは困難だった」とした上で、「猪瀬氏本人も『残念だ』と不出馬の意向を示した」と説明した。
会は知事選投開票日まで存続するが、活動は20日で停止。幹事の中には、候補者選びの成り行き次第で「また(猪瀬氏の)名前が挙がる可能性もあるのではないか」といった声も出ていた。