信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
羽田氏擁立に否定的 「犠牲多すぎる」と民主県連代表
2006年6月19日掲載

 民主党県連の羽田孜代表(衆院長野3区)は18日、上田市内で信濃毎日新聞の取材に応じ、8月の知事選に長男の羽田雄一郎参院議員(38)=県区=の擁立を模索する動きが出ていることに、「現職議員を出すには犠牲にするものが多すぎる。今のところそういう状況ではない」と述べ、否定的な見解を示した。
 また雄一郎氏も取材に対し「国会議員として選ばれた者が(知事選)出馬となると、(支持者に)説明できるものがなければならないが、今はない」と話した。
 羽田代表は、自民党県連(小坂憲次会長)が、田中知事に代わる候補の擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人・近藤光連合長野会長ら)に対し、公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=を推していることに触れ「一枚岩で(知事選での)勝利を得るという気概がない」と自民党側を批判。
 自民、民主の政党間協議の見通しが立たない状況で「(党として)責任を負うにしても、でたらめをやるわけにはいかない」と述べた。


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