信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
知事選「候補具体名を」自民県連が民主に注文
2006年6月14日掲載

 自民党県連の石田治一郎幹事長は13日、民主党県連の北沢俊美幹事長が、自民との政党間協議について「白紙で話し合うべきだ」として、候補者名を挙げて臨む必要はないとの考えを示していることに対し「候補選びの話は(自民は)もう1年もやっている。それは違う」と述べ、民主側に候補者名を挙げるようあらためて求めた。
 長野市内で「新長野県政連絡協議会」代表の永田恒治弁護士=松本市=らと知事選について懇談した後、報道陣に述べた。
 石田氏は、民主党側に擁立の動きがある羽田雄一郎参院議員(38)=県区=について、本人の出馬意思が明確になっていないとし、「その段階で協議するのは(羽田氏にも)失礼な話だ」と述べた。
 一方、永田氏はこの日石田氏に、政党間協議による統一候補擁立の動きに協力する―との意向を伝えた。石田氏は、取材に対し「県政の変革を願う永田氏らの熱意は十分感じた」とし、仮に政党間協議が不調に終わった場合は「思いが同じ県議一人一人が、市民団体と協力していきたい」と話した。


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