信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
若林氏が各党に文書で推薦要請 党側は対応留保
2006年6月 6日掲載

 8月の知事選に立候補表明した公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=は5日、民主、公明、共産、社民各党の県内組織に対し、文書で推薦を要請した。取材に対し各党は「推薦依頼文を読んでおらずコメントできない」(北沢俊美・民主党県連幹事長と中川博司・社民党県連幹事長)、「直接会って考え方を聞いていないので判断できない」(佐野功武・公明党県本部代表)、「(選挙)構図が決まった段階で態度を決める」(今井誠・共産党県委員長)といずれも対応を保留した。
 若林氏は自民党県連の候補者公募に応募しており、同時に他の政党、団体にも支援要請する考えを示していた。この日は連合長野や、自民、共産、あおぞら、トライアルしなのを除く県会6会派にも推薦依頼を出した。
 一方、知事選の候補選びを進めている諏訪地方の有志グループ「次の長野県知事研究会諏訪」は5日、若林氏の支持母体の市民グループ「信州ゆめフォーラム」との合同会議を6日に諏訪市内で開き、同氏支持に向け意見集約を図る方針を明らかにした。
 研究会の宮坂孝雄代表幹事は、幹事(約60人)らの6割程度は若林氏支持で固まっているとした上で「反対意見もあり、皆さんの意見を聞いて統一見解をまとめたい」と話した。


<前の記事 2006長野県知事選 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun