信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
公募の結論は9日に 自民県連、市川・若林氏検討
2006年6月 5日掲載

 自民党県連(小坂憲次会長)は4日、長野市で総務会・選対委員会・職域支部長合同会議を開き、自薦、他薦で計3人の応募があった県連の知事選候補者公募について協議した。市民グループが推薦した1人については「本人の出馬意思が確認できない」として対象外とし、経営コンサルタント会社代表の市川周氏(54)=東京都、公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=の2人について、国会議員や県議、職域支部ごとに8日までに意見をまとめ、9日の合同会議で推薦候補を決めることにした。
 会議は非公開。終了後に記者会見した小坂会長は推薦対象者の決定後、自民を含む県内各政党に連携を呼び掛けている「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人・近藤光連合長野会長ら)に提示する―と説明。ただ、党としての最終的な対応は「私どもで決める」と述べた。
 また、民主党との連携の可能性について石田治一郎幹事長は会見で、「自民党として(考える会の)問い掛けに自信を持って推せる候補を選んでいる最中。まだその話にはならない」とした。
 一方、民主党県連(羽田孜代表)は4日、長野市の県連事務所で常任幹事会を開き、知事選への対応を協議したが、「機が熟していない」(北沢俊美幹事長)として候補擁立などの方向性は示さなかった。仮に県連主導で擁立した場合、支援が得られるかどうかなどについて、今後県内の各種団体や市町村議会、一般県民らの意見を募り、集約するとした。


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