信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
阿部氏招き意見交換 松本などで擁立探る動き
2006年6月 5日掲載

 総務官僚で2004年7月まで長野県副知事を務めた阿部守一氏(45)=現全国市町村職員共済組合連合会総括審議役=が4日、松本市の神宮寺を訪れ、住職の高橋卓志氏や県会会派の県民協働・無所属ネット所属の竹内久幸、小原勇両県議らと懇談した。終了後、竹内氏らは8月の知事選で田中知事に代わる候補として「阿部氏が理想的」と述べ、同氏の擁立の可能性を探る考えを示した。
 懇談後、取材に対し竹内氏は「阿部さんが知事選に出れば、県民の負託に応えるには理想的。田中県政の良い点、悪い点を知っている」と述べた。
 一方、高橋氏は「県政に対する思いを聞きたいと思い、(阿部氏に)声を掛けた。立候補する、しないとは別次元の話」と説明。阿部氏自身も「県内に来る機会があったので友人にあいさつしただけ」と話した。
 阿部氏は同日夜、長野市で県会会派、志昂会(6人)の所属県議らとも懇談。同会の保科俶教会長は懇談後の取材に、「阿部さんの話から(知事選に出馬する)強い意欲を感じた。ただ、(懇談は)出馬要請ではない」とした。


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