信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
務台氏が松本で不出馬正式表明 連絡協団体代表ら了承
2006年6月 5日掲載

 総務省調整課長の務台俊介氏(49)=安曇野市出身=は4日、松本市内で開いた「新長野県政連絡協議会」(代表・永田恒治弁護士)の会合に出席し、8月の知事選に立候補しない意向を正式に伝えた。務台氏に立候補要請していた同協議会の構成団体代表らはこれを了承した。
 会合後に会見した務台氏は「(出馬への)気持ちの高まりがあったことは事実」としながらも、「今後の展開の中で、政党を含めた幅広い勢力の結集が不可欠だが、人の輪が収束していく方向性が見いだせない」と説明。田中知事に対抗する候補者の一本化が進んでいないことを理由に挙げた。
 会合は非公開で、同協議会を構成する中信や北信など約10団体の代表らが出席した。永田代表は「自民党や民主党などの動向をふまえ、候補を擁立できるよう今後も活動を続ける」と述べた。


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