信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
「務台氏一本化は尚早」 諏訪の研究会が態度保留
2006年6月 1日掲載

 8月の知事選で候補擁立を目指している諏訪地方有志の「次の長野県知事研究会諏訪」(宮坂孝雄代表幹事)は31日、諏訪市内で代表幹事会を開き、同会も加わる「新長野県政連絡協議会」(5団体)が行った総務省調整課長の務台俊介氏(49)への出馬要請について、「務台氏での一本化は時期尚早」として、引き続き態度を保留することを確認した。また、立候補を表明している公認会計士若林健太氏(42)が会合に訪れ、県政ビジョンなどを語った。
 会合は、研究会の呼び掛け人で元県議の浜康幸氏ら10人が出席、非公開で開いた。終了後の会見で浜氏は「まだ(出馬を)決断していない方(務台氏)を支援するのは筋違いではないかとの意見がある」「協議会が務台氏一本で動いていることに違和感を感じる」と述べた。研究会は、協議会が務台氏への出馬要請方針を決めた17日の会合で態度を保留していた。
 浜氏によると、若林氏は支持母体の市民グループ「信州ゆめフォーラム」メンバーの仲介で会合に訪れたという。若林氏は取材に対し「思いは十分に通じたと思う」と述べた。浜氏は会として若林氏を支持する可能性について明言しなかったが、「県内在住で、若く、これからの可能性もある」とした。


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