2002年知事選に立候補、落選した経営コンサルタント会社代表の市川周氏(54)=東京都=は29日、取材に対し、自民党県連(小坂憲次会長)が始めた知事選候補の公募に応募する考えを明らかにした。県連は同日、募集要項を県連のホームページに掲載。同日時点で正式な応募はまだないという。
市川氏は「自民党の取り組みを評価したい。候補者決定過程の公開性、透明性を確保することが大事だ」と話している。
一方、若林正俊・同党参院議員(県区)の長男で、知事選に出馬表明している公認会計士の若林健太氏(42)は同日の取材に、公募に応じるかどうかは、同氏を支援する「信州ゆめフォーラム」のメンバーと協議するとした。また「自民党に限らず、各政党、団体、企業に支援を求めていく」と述べた。
中南信や北信の市民グループが擁立を目指している総務省調整課長の務台俊介氏(49)は同日の取材に「(公募は)突然出てきた話で、詳しい話を承知していない。コメントしようがない」と話した。