東信の会社経営者らでつくるグループ「心のあたたかい信州・長野県知事をのぞむ会」が26日、佐久市役所で記者会見し、元厚相で県酒類販売社長の井出正一氏(66)=佐久市=に、8月の知事選への立候補を要請すると発表した。賛同者を増やし、6月中旬ころ正式要請するとしている。
事務局を務める小県郡長和町の会社社長峯正一氏(45)は会見で「落ち着いた、官民が協力できる県政を求める。井出氏は政治経験豊かで民間感覚もあり、しっかりと県民の声を聴ける人で最適だ」と話した。これまで、県内の農協や酒造業者らを訪ね、協力を要請してきたとしている。
同会は2月に活動を始め、現在約100人の賛同者がいるという。
井出氏は同日、取材に対し、「まったく知らない話。私は(衆院議員時代に代表を務めた)さきがけをついのすみかとしている」と述べ、立候補する考えはないとしている。