松本市議の有志16人(上条洋幹代表)が26日、市役所で記者会見し、8月の知事選で田中知事への対立候補を総務省調整課長の務台俊介氏(49)に一本化するよう県民に協力を呼び掛ける「宣言」を発表した。
全市議39人中26人について賛同の意思を確認したとしている。共産、市民ネットみらい、公明の3会派と無所属の計12人は加わらず、1人は会見までに意思が未確認だったという。宣言は、行政経験などの点で務台氏が知事の最適任者と強調した。
出席議員は、務台氏が22日、立候補要請に現時点では応じられない考えを示したことに危機感を持ち、行動を起こしたと説明。また「務台氏は立候補を断念したわけではない」との認識を示した。
上条代表は、他団体との連携はまだ考えていないとした上で、務台氏を推す安曇野市議有志や「新長野県政連絡協議会」(代表・永田恒治弁護士)と協力していきたいと述べた。