民主党の小沢一郎代表は23日の記者会見で、長野県知事選への対応について「まずは県連(の対応を見守る)」とした上で「県連が民主党ということで対立候補を立てるなら別だが、長野であれどこであれ、できる限り自民党との相乗りという形は避けてもらいたい」と述べた。
党は22日、知事選や政令指定都市の市長選では自民党との相乗りを原則として認めないとする方針を打ち出している。小沢代表はこの方針について「法律を決めたわけではない」とした一方で、「党の基盤をきちっとつくっていくためには、人の尻馬に乗るのではなく、自身で主権者に訴えていく積極的な姿勢がなければ選挙は勝てない」と述べた。
現職の田中知事については「他の知事に比べれば近しい関係(にあること)は間違いないが、政治の判断は情を交えてはいけない。筋道を通し、政治、政党として判断する」として、個人的な関係は党の判断に影響しない―との認識を示した。