信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
小林氏は出馬辞退の意向 「つくる会」要請に回答へ
2006年5月19日掲載

 北信地方の会社経営者らでつくる「前進する長野県をつくる会」(木村晴雄代表世話人)から、八月の知事選に立候補するよう要請されていた長野市在住のノンフィクション作家、小林照幸氏(38)は十八日、信濃毎日新聞社の取材に対し、立候補しないと決めたことを明らかにした。十九日、木村代表世話人に正式に伝えるとしている。
 小林氏はこの日、立候補しない理由について、「経験や力量を蓄えなければ、多くの県民の意見はまとめられない。(自分は)まだまだこれからだという気持ちを抱えたまま出馬するのは、県民に失礼だと判断した」と説明した。
 「つくる会」は異業種交流会のメンバー24人が今月12日に設立。「多くの人の知恵を束ねられる」などとして、15日に小林氏に出馬要請した。同氏は「十二分に考えた上で判断したい」と回答を留保していた。


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