信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
務台氏に出馬要請決定 連絡協22日にも総務省へ
2006年5月18日掲載

 8月の知事選で田中知事に代わる候補擁立を目指す県内5グループでつくる「新長野県政連絡協議会」は17日、松本市内で会合を開き、総務省調整課長の務台俊介氏(49)の擁立に向け、正式に出馬要請する方針を決定した。
 会合後の会見で、協議会代表で弁護士の永田恒治氏(松本市)は、22日にも総務省に出向き、務台氏に立候補を求める考えを示した。連合長野の近藤光会長らが代表世話人を務める「輝く明日の長野県を考える会」などにも務台氏擁立へ協力を求めていく方針。
 会合には長野、松本、安曇野、伊那、諏訪地方の5団体の会員ら約80人が出席。永田氏が「務台氏は優れた行政手腕を持ち、県政を修復できる一番ふさわしい人物だ」と提案した。諏訪地方の有志でつくる「次の長野県知事研究会諏訪」は会の意見が未集約として態度を保留したが、ほかの4グループは同意した。
 務台氏は17日、取材に対し「候補に、と言っていただくことはありがたい。私のような実務家が求められているのかどうか耳を澄ませたい。今は仕事に専念している」とし、立候補の意思については明言しなかった。
 協議会は4月末、擁立対象を務台氏と日銀仙台支店長(前松本支店長)の橋本要人氏(51)の2人に絞り込んでいた。


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