信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
民主県連「独自候補も」 国会議員5氏が対応協議
2006年5月18日掲載

 民主党県連(羽田孜代表)の国会議員5氏が17日、都内で知事選に向けた対応を協議した。連合長野の近藤光会長が代表世話人を務める「輝く明日の長野県を考える会」が候補者名を示すのを待った上で、「県政を後戻りさせない」など県連が1月に示した知事像にそぐわないと判断した場合、独自に候補擁立の検討を進めることを確認した。
 会合後、取材に対し北沢俊美幹事長(参院県区)は、独自擁立の対象となる人物として羽田雄一郎氏(参院県区)、下条みつ氏(衆院長野2区)、篠原孝氏(衆院比例北陸信越)の名を挙げた。また「政党が前面に出る場合、羽田代表と(自民党県連の)小坂憲次会長に協議してもらう場面が出てくるかもしれない」と述べた。
 会合は非公開で、羽田代表、北沢幹事長、羽田雄一郎、下条、篠原の各氏が出席。北沢氏が市民団体などの候補擁立状況を報告した。「考える会」の対象者については、県連が1月下旬に示した「県政を後戻りさせず、改革を前に進める」「県民の目線に立ち、職員や市町村、議会と信頼関係を持ち、異なる意見をまとめ上げる」などの知事像に見合うかで判断する−とした。
 会合後、取材に対し羽田代表は「政党として責任を持った対応をする」と強調した。


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