信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
知事選候補擁立へ討論会研究 11市長が情報交換
2006年5月15日掲載

 県内19市長のうち11市長が14日夜、松本市で会合を開き、8月の知事選に向けて情報交換した。終了後に記者会見した腰原愛正・県市長会長(大町市長)は参加した市長について「県政を憂える有志で、県政の刷新が必要と思っている方々」と説明。田中知事の対立候補擁立に向け「(擁立に名前が挙がった人の)公開の討論会のような場を作れないか、研究することになった」と述べた。
 会合は非公開で、腰原会長のほか長野、松本、上田、岡谷、飯田、須坂、伊那、駒ケ根、中野、佐久の各市長が出席。腰原会長は「これまでに複数回、有志の会合を持った。19人全員とはいかないが、近くほかの市長にも参加の意向を確認する」と述べた。
 知事選をめぐっては、複数の市民グループが擁立対象者の名前を挙げているが、立候補を表明した人はいない。
 腰原会長は会見で、候補者の一本化を念頭に、県民が擁立対象とされた人の人となりや考えを知る場が必要だ、と強調。出馬を表明していない人が討論会などに出席するのは難しいのではないか、との指摘に対し、「本人が無理なら代理でもいいという意見もある。開催には難しい問題が多いが、ほかの市民団体にも(検討を)呼び掛けたい」と話した。


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