８月の知事選で田中知事対立候補の擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」の近藤光代表世話人（連合長野会長）は１４日、松本市で開いた連合長野の研修会後に記者会見し、民主党の篠原孝氏（５７）＝衆院比例北陸信越＝について「国政の場でしっかり活躍されており、立派な知事候補の１人になる」との認識を示した。
　近藤氏は「考える会」の複数の会員に篠原氏擁立を打診している。会見では「（自身が）個人名を言うのは差し控えたい」としたものの「考える会の中で篠原氏の名前が挙がっていることは間違いない」と述べた。
　一方、民主党県連幹事長の北沢俊美参院議員（県区）が、知事選候補になる可能性があるとして篠原氏とともに名前を挙げている同党の羽田雄一郎参院議員（県区）について、近藤氏は「（知事選）候補者の１人としてふさわしいと思うが、現時点で会の中で羽田さんを、という議論はない」とした。
　近藤氏はまた「（中央では）自民と民主の間に緊張関係が生まれているが、（知事選では）県政がどういう状況にあるのかを考えてやってもらいたい」と語った。