8月の知事選で田中知事に代わる候補擁立を目指す3団体の「公開意見交換会」が13日、長野市内で開かれた。各団体の会員ら約40人が参加。団体代表者ら6人が、田中県政の評価や各団体が求める知事像について意見を交わした。
参加したのは、日銀仙台支店長(前松本支店長)の橋本要人氏(51)の推薦を決めた「空会(くうのかい)」、総務省調整課長の務台俊介氏(49)と橋本氏の2人に絞り込んだとする「真剣な県政を目指す会」、公認会計士の若林健太氏(42)への立候補要請を検討中の「信州ゆめフォーラム」。
田中県政については、「政策に一貫性がなくパフォーマンスだけ」(「空会」の長尚代表)などと各団体とも批判。
その上で、新たな候補選びでは、長代表が橋本氏について「信州の将来ビジョンをきちんと考えている」と評価した一方、「目指す会」の脇嶋光美代表は「田中知事を代える目的は一致しており柔軟に対応していく」と述べた。同フォーラムの伊藤弥生代表幹事は「自分とは違う意見もしっかり聴ける新しいリーダーを選びたい」と語った。
同フォーラムは、今後も同様の意見交換会を県内各地で開きたいとしている。