長野市など北信地方の会社経営者ら24人が12日、「前進する長野県をつくる会」(仮称)を設立し、8月の知事選で同市在住のノンフィクション作家、小林照幸氏(38)を推薦候補とすることを決めた。15日に立候補を正式要請する。
小林氏は12日、取材に対し「熟慮させていただきます、と申し上げるしかございません」とする文書を出した。
経営者らは同じ異業種交流会のメンバー。この日は長野市内で15人が出席し、設立会合を開いた。会合後、記者会見した代表世話人の経営コンサルタント木村晴雄氏=長野市=は、小林氏推薦の理由として「若さと誠実さを併せ持ち、多くの人の知恵を束ねられる」と述べた。会合では田中知事について「直接民主主義の手法を浸透させた」との評価の半面、「スタンドプレーが多い」との批判も出たという。