今夏の知事選で、田中知事に対抗する知事候補の擁立を目指す諏訪地方の有志でつくる「次の長野県知事研究会諏訪」(宮坂孝雄代表幹事)は11日夜、諏訪市内のホテルで集会を開いた。約400人が出席。田中知事の下で県出納長を務めた花岡勝明氏らによる現県政の問題点についての講演を聴いた。
講演したのは同氏のほか、元県公安委員の河野義行氏、前県立こども病院長の石曽根新八氏。
花岡氏は、県幹部の人事異動を頻繁に行う知事について「自分と異なる意見を持つ職員を排斥する」と批判。河野氏は「見かけだけでなく、実績を見て冷静に候補を選んでほしい」と呼び掛けた。石曽根氏は、知事がこども病院での一般診療実施の方針を打ち出したことなどを挙げ「専門家の意見を聞く姿勢がない」と指摘した。