8月の知事選で田中知事に代わる候補の擁立を目指す5つの市民グループでつくる「新長野県政連絡協議会」(永田恒治代表)は7日、伊那市内で会合を開いた。約30人が出席、協議会として推す候補の一本化に向け意見交換し、永田代表は「17日に松本市で開く次回会合で、(どの候補に絞るか)最終結論を出したい」と述べた。
協議会は4月末の会合で、擁立の対象者を総務省調整課長の務台俊介氏(49)と、日銀仙台支店長(前松本支店長)の橋本要人氏(51)の2人にほぼ絞り込んだとしている。
意見交換では、永田代表らから「務台氏の能力、人柄から判断し、こういう候補(務台氏)で県民に訴えていった方がいい」との意見が出た。一方、連合長野の近藤光会長が代表世話人を務める「輝く明日の長野県を考える会」が候補者名を明らかにしていないことから「状況を静観し、(考える会を含めた)一本化を目指すべきだ」との声もあり、結論を持ち越した。