信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
猪瀬氏招き意見交換 長野市などの有志
2006年5月 7日掲載

 8月の知事選に向け、長野市などの有志が6日夜、同市出身の作家猪瀬直樹氏(59)を招いて市内で意見交換を行い、出席者の一部からは猪瀬氏に知事選への立候補を求める声が出された。猪瀬氏は「今の状況では、県職員がかわいそうだ」と田中知事の県政運営に批判的な見方を示したが、立候補の意思については明確な態度を示さなかった。
 会合は、猪瀬氏と長野高校の同期生で、市内の飲食店経営三浦正雄さん(59)らが呼び掛け、約20人が出席した。猪瀬氏は会合の途中から参加、地方分権や県財政の再建などについて出席者と意見を交わした。
 猪瀬氏は信大人文学部卒業。作家として活動する傍ら、2002年6月から昨年9月まで道路関係4公団民営化推進委員会の委員を務めたほか、現在は竹中平蔵総務相の私的懇談会「地方分権21世紀ビジョン懇談会」の委員を務めている。


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