信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
候補一本化「透明性確保を」 けやきの会が批判
2006年5月 2日掲載

 8月の知事選で田中知事以外の候補擁立を目指す東信地方の「けやきの会」の湯本清代表らは1日、県庁で記者会見し、他の複数の団体が候補者の一本化に向け話し合いを行ったことを「県民に見えない所での候補選びは避け、透明性を確保すべきだ」と批判した。
 「けやきの会」は知事候補として、日銀仙台支店長(前松本支店長)の橋本要人氏(51)を推薦している。会見には、同様に橋本氏推薦を決めた中信の「輪の会」の石曽根清晃代表(弁護士)、北信地方の「空会(くうのかい)」の小林信康幹事長(著述業)が出席した。
 会見で湯本氏は、新たな知事候補擁立を目指す「新長野県政連絡協議会」(永田恒治代表、5団体)が4月29日に候補一本化を念頭に開いた意見交換会に招かれたが、参加しなかった―と説明。会が非公開だった点を「県民不在、民主的でない」とした。石曽根氏も「今は各団体が推す候補の考え方などを県民に理解してもらう期間」とし、性急な一本化に否定的な見解を示した。


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