信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
松本市長に出馬要請 長野市長が連休明けに再度説得
2006年5月 1日掲載

 長野市の鷲沢正一市長は1日、同市で開いた連合長野系の県中央メーデー集会であいさつし、8月の知事選について「(田中)知事に代わる候補として菅谷(昭)松本市長に白羽の矢が立った。多くの方が説得に動いている。私もお願いに行った」と述べ、菅谷市長に出馬要請したことを明らかにした。
 鷲沢市長は一方で「今のところ良い返事はいただけていない」と説明。「連休明けにはもう一度、松本市民や(連合長野の)近藤光会長に説得してもらおうと考えている」とも述べた。鷲沢市長は4月の記者会見で、近藤氏が代表世話人を務める「輝く明日の長野県を考える会」が擁立する候補を応援する意向を示している。
 あいさつ後の取材に鷲沢市長は「県市長会長の腰原大町市長が引退表明しており、自分が(要請役を)やらないといけないと思った」と述べた。
 これに対し菅谷市長は同日、松本市内での取材に「やるつもりはない。もう話はついている」と話した。
 一方連合長野の近藤会長は、メーデー会場での取材に対し、菅谷市長について「今のところ(出馬要請の)予定はない。ただ、幅広い人が結集できる(候補者になる)と思っている」と述べた。


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