信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
若林氏擁立の声 知事選で信州ゆめフォーラム
2006年5月 1日掲載

 8月の知事選で田中知事に代わる候補の擁立を目指している市民グループ「信州ゆめフォーラム」は30日、上伊那郡辰野町で幹事会を開き、出席者からは若林正俊参院議員(県区)の長男で、同フォーラム幹事でもある公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=に立候補を求める声が相次いだ。若林氏は「新しい(長野)県をつくる夢と覚悟がある」と述べたが、立候補するかどうかは明言しなかった。
 会合には幹事約60人が出席。代表幹事3人の1人、薬剤師の伊藤弥生氏(辰野町)は「同じ声が各地で出ているのはうれしいが、一部の幹事だけでは決められない」とし、計約120人の幹事を通じ、これまでに同フォーラムの活動に賛同する署名に応じた県民3000人余の意向を確認し、若林氏に立候補要請するかどうかを決めることにした。
 若林氏は「賛同者の意見をお聞きした上で、(立候補要請の)お声が掛かれば家族と相談し、行くべき道を決めたい」と述べた。
 同フォーラムは、県内の青年会議所や商工会青年部、ボランティア団体のメンバーらが集まり、2月に発足。各地で県政の課題や展望を考えるミニフォーラムなどを重ねている。


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