部落解放同盟県連(竹之内健次執行委員長)は23日、千曲市で第59回定期大会を開いた。部落解放推進の会県本部と統一後、初の定期大会で、「田中県政と対決し、県知事選の勝利と、部落解放に責任ある行政を担いうる県政の確立」などを盛った本年度運動方針を決めた。
地区協議会の代議員ら約200人が参加。竹之内委員長はあいさつで、8月の知事選について「あらゆる人と連携しながら田中知事に代わる知事を出したい」と述べた。県連は前回、前々回の定期大会でも、同和対策関連の補助・委託事業を廃止した田中県政と「対決」「対峙(たいじ)」の姿勢を打ち出していた。
ほかの運動方針は、改憲の政治動向と対峙し、総合的な「人権の法制度」確立、「人権のまちづくり」運動の活性化、推進の会との統一を踏まえた組織強化や人材育成の取り組み−など。
役員改選では、委員長に竹之内氏、副委員長に西藤千代子氏、書記長に山崎茂氏を再任。旧推進の会県本部書記長の星沢重幸氏を新たに副委員長に選んだ。