信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
安曇野の会、務台氏出馬へ環境整備
2006年4月19日掲載

 今夏の知事選に、総務省調整課長の務台俊介氏(49)=旧南安曇郡三郷村出身=の擁立を目指している「明日の長野県を創り直す安曇野の会」の等々力秀和代表ら13人が18日、同省大臣室を訪ね、「知事候補が務台氏に一本化された段階で格別のご配慮とご支援を賜りたい」とする竹中平蔵総務相あての陳情書を提出した。
 安曇野市などの有志でつくる「安曇野の会」は13日の記者会見で、務台氏に出馬を求める考えを示していたが、この日、同氏は不在で面会できず、直接の出馬要請には至らなかった。同会は「(出馬への)環境を整えるために来た。(候補擁立の)展開次第だが、何度か来て、本人に要請したい」としている。
 陳情書は等々力代表名で「県政を立て直すことのできる有能な新知事候補として、務台氏が最も望ましい」としている。
 同会は陳情書提出後、務台氏が出馬を決意した場合、円滑に辞職できるよう配慮を求めた―と説明。「県内では知事選に向け、いろいろな人や動きが出ているが、私たちが(候補者一本化に)応えていければ」とした。
 務台氏は同日、取材に対し「お気持ちはありがたいが、今は職務に専念している」と述べた。


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