自治労県本部や私鉄県連などで構成する県労組会議(飯田敬次議長)は19日までに、今夏の知事選について、田中知事の3選を支持しない方針を決めた。知事が「労働組合を既得権を擁護する団体と位置付け、敵対関係をつくっている」ことなどを理由に挙げている。
方針は17日の幹事会で決定した。県内の複数のグループが、知事選で田中知事に対抗する候補の擁立を目指していることから、「誰を支援するかは、(擁立の)状況を見て考える」(喜多英之事務局長)としている。
県労組会議は14単産、15地区労組会議で構成し、組合員は約3万5000人。田中知事が初当選した2000年の知事選は自主投票とし、知事不信任に伴う02年の出直し知事選では弁護士の長谷川敬子氏を支援している。