信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
知事偽証告発 住民団体が「異議ありの会」発足
2006年4月18日掲載

 県会調査特別委員会(百条委員会)での田中知事の偽証など4件を長野地検と県警に告発した萩原清県会議長や県議有志の行動は不当だ―として、長野市のルポライター内山卓郎氏ら有志が、「『知事告発に異議あり!』の会」を発足、17日、県庁で記者会見した。
 代表呼び掛け人の内山氏は「(県議の)一連の動きは、知事選を前に知事の失点を誇大にしてカウンターパンチを与えようとするものとしか思えない」と強調。29日に長野市内で開くシンポジウムで「(知事後援会元幹部による)『働き掛け』の記録文書破棄をめぐる職員2人の証言の食い違いを検証していなかったり、事実認定を多数決で行ったりした百条委のおかしさを、1人でも多くの県民に知ってもらいたい」とした。
 内山氏によると、会の構成メンバーは、ダム反対や環境保護、長野冬季五輪招致委の会計帳簿焼却問題の真相解明などを訴え活動している住民団体の有志らという。


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