信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
総務省課長の務台氏に出馬要請へ 安曇野などの有志
2006年4月14日掲載

 安曇野市などの県民有志でつくる「明日の長野県を創り直す安曇野の会」の等々力秀和代表(安曇野市)らは13日、同市内で記者会見し、総務省調整課長の務台俊介氏(49)=旧南安曇郡三郷村出身=に、今夏の知事選へ立候補するよう、近く会として要請することを明らかにした。務台氏は同日、信濃毎日新聞社の取材に対し、「そういうお気持ちはありがたいが、今は職務に専念している」と述べた。
 等々力代表は務台氏について「行政経験が豊かで、(県と)国や市町村との関係を再構築する能力がある。人の意見も聞いてくれる人だ」と述べた。出馬要請方針を事前に明らかにした理由については「知事選まであとわずか。早く方向性を出してお願いに行くべきだと感じた」と説明した。
 同会は安曇野市、大町市、東筑摩郡波田町などの住民25人ほどで2月に発足。これまで務台氏が県内で行った講演に出席したり、直接会って意見交換するなどし、出馬要請を決めたという。
 務台氏は消防庁防災課長を経て2004年4月から現職。出身の松本深志高校では田中知事と同期だった。


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