須坂市の須坂園芸高校と須坂商業高校の統合により、２０１５年度に設置される新校の準備委員会（委員長・小出邦宜須坂商業高校長）は１９日、新校名を「須坂創成（そうせい）高校」に決めたと発表した。今後、県教委の決定、県議会の議決を経て、１４年度に正式決定される。
準備委は、昨年１１月に須坂上高井地区の住民代表、両校の同窓会関係者など１６人でつくる「校名選考委員会」（宮本経祥委員長）を設置。６〜７月に校名を募集した結果、北信地域在住者を中心に４４４件の応募があった。このうち「須坂創成」の名称は１件だった。
１、２次審査を経て最終の審査には２件が残り、「新しい時代を切り開き、産業や文化をつくり出す人材の育成を目指す新校にふさわしい」などとして、選考委が１１月３０日に決定した。準備委の小出委員長は「世界に羽ばたく産業人を育てる学校にしたい」と述べた。
新校は農業、商業、創造工学科の３学科７学級。須坂園芸の校地、校舎を活用し、１５年４月の入学者から募集を始める。創造工学科には「精密機械」「メカトロニクス」の２コースを設ける。
