信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

佐久平総合技術高の説明会 佐久の会場に92人
2012年9月20日掲載

 佐久市の岩村田高校工業科、北佐久農業高校、臼田高校を統合して2015年度に開校する予定の「佐久平総合技術高校」の準備委員会は18日夜、同市の県佐久勤労者福祉センターで学校説明会を開いた。保護者や中学生ら92人が参加した。
 新しい高校は工業、農業、創造実践の3科を設け、840人ほどの規模になる見込み。準備委は「専門学科の連携により、枠を超えた学びができる」と強調した。また「浅間キャンパス(北佐久農)と臼田キャンパス(臼田)とが約10キロ離れていることが課題」で、移動方法や安全対策などを検討しているという。
 北佐久農と臼田の2高で使用している制服について、移行期は今の制服を着るか、制服を廃止するか、新高校に新入生を迎える時に新たな制服を作るかなど、広く意見を集めているとした。修学旅行やPTAについても、スムーズな移行ができるか、などの質問があった。中学3年の次男がいる50代の女性は取材に「進路を決めなければならないので、できるだけ早く詳細を決めてほしい」と話した。
 準備委は20日に佐久穂町で、25日に小諸市で、ともに午後6時半から説明会を開く。


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