信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

長姫・飯田工統合新校は制服なし 地域説明会
2011年12月 8日掲載

 飯田長姫高校と飯田工業高校(ともに飯田市)の2013年度の統合に向けた地域説明会が6日夜、飯田市内の飯田人形劇場で開かれた。飯田下伊那地方の中学生や保護者ら約170人が参加。統合校の教育方針や学科の説明があったほか、制服は設けない方向が示された。

 両校の関係者や地域住民らでつくる「飯田新校校名等検討委員会」が検討中の校名については、飯田工業高の篠田宏校長が「心配を掛けて申し訳ないが、慎重に協議を進めている」と説明した。

 教育方針は「幅広い教養と高い専門性を追究し、平和な未来に貢献できる心豊かな人間を育成すること」。全日制は機械工学、電子機械工学、電気電子工学、社会基盤工学、建築学、商業の6学科。定員は計280人。

 制服について質問を受けた学校側は、自由化の方向とした理由を「両校職員が話し合いを重ねる中での総合的な判断」と説明した。

 参加した同市飯田東中学校3年の横田茜さん(15)は「取得できる資格などが参考になった」。母親の順子さん(47)は「いろいろなことにチャレンジできる環境になることを期待したい」と話していた。


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