信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

諏訪清陵「中高一貫」2014年開校 県教委、計画案決定
2010年11月 5日掲載

 県教委は4日、県立中学校を付属する併設型中高一貫校の中南信のモデル校を、諏訪清陵高校(諏訪市)に設置する計画案を決定した。開校は2014年4月の予定。1学年80人(2学級)を募集する。今年の12月中に中南信で計3回開く地域懇談会と、意見募集を経て、来年1月末〜2月上旬をめどに最終的な設置計画を決める予定だ。
 計画案によると、併設型中学校の通学区域は中南信全域で、自宅からの通学が原則。入学者は学力検査に代わる「適性検査」と面接の結果や、小学校からの報告書などで選抜する。「広い視野に立った人間形成」「高い知性の実現」などを目指すとしている。
 県教委は諏訪清陵高に設置する理由として、「特色ある教育活動が期待できる」「中学生が広い範囲から通学しやすい立地条件にある」など5点を挙げた。開校時期は教育課程の編成や教員の配置、施設整備のスケジュールなどを考慮して決めたという。
 県教委は昨年6月に決めた第1期県立高校再編計画で、中高一貫校のモデル校を、東北信と中南信に1校ずつ設置することを盛った。東北信では、屋代高校(千曲市)が導入を要望し、12年度に付属中学校を開校する予定。中南信では、諏訪清陵高だけが導入を求めていた。


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