須坂市の須坂商業と須坂園芸の2高校を再編統合して新設する総合技術高校について、学校関係者ら地域の代表が話し合う「地域とともに須坂新校を考える懇話会」は6日夜、同市内で開き、県教委への提言をまとめた。新校には須坂園芸の校地、校舎を活用し、農業、工業、商業の3学科7学級とすることなどが柱。提言は、県教委が本年度内に策定する再編実施計画に反映する。
懇話会は県教委が昨年8月に立ち上げた。両高校の同窓会関係者、須高地域の小中学校関係者、地元企業経営者などが委員となり、計8回の会合を重ねた。
懇話会の提言によると、敷地面積などを考慮して新校の校地、校舎は須坂園芸を活用。2011〜14年度に工業科棟を建設し、15年4月の入学者から募集を始める。工業科には、地域の産業に対応する「精密機械」「メカトロニクス」の2コースを設ける、などとした。
県教委によると、両高校の教職員でつくる新校準備委員会が新校の詳細な教育課程、施設整備、校名の決定方法などを話し合う。