県教委は18日夜、県立高校再編で2011年度の地域キャンパス(分校)化が検討されている犀峡高校(長野市信州新町)について、住民懇談会を信州新町公民館で開いた。出席者からは分校化に対して賛否双方の意見が出た。
約20人が出席。県教委は、08年度から2年連続で全校生徒が160人を下回り、県教委の再編基準により地域キャンパス化が検討された−と経緯を説明した。
これに対し、住民からは「現在の生徒数は153人。7人足りないだけで分校化するのはどうか」と疑問視する意見の一方、「このまま分校化せず、生徒が減り続ければ廃校になりかねない」との声もあった。
県教委はこれまでに、同校を篠ノ井高校(同市篠ノ井布施高田)の分校とする案を示している。懇談会での意見について、県教委高校教育課は「7月の定例会で報告したい」とした。