県教委は16日夜、須坂市内の須坂商、須坂園芸の両高校を再編統合して設置する総合技術高校について地元代表が話し合う「地域とともに須坂新校を考える懇話会」を市内で開き、学級や学科などについて意見を交わした。
両校の同窓会やPTA、須坂市と小布施町、高山村の教育委員会の代表ら、計約20人が出席。学級数の検討では、1学年7学級の規模で考えることを確認した。
両校の校長らが新校の学科編成案も提案。農業科は「食料生産」「食品加工バイテク」「環境創造」の3学科、商業科は「会計」「ビジネス情報」「マーケティング」の3学科、工業科は「創造工学科」の、計7学科とする案を示した。
活用する場所については、県教委が「現在保有している校舎と校地を活用する」との考えを示し「両校を使う可能性もある」とした。
出席者からは「学級数が多すぎるのではないか」といった声や、地域産業との協力を教育内容に盛り込むよう求める意見が出ていた。