信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

「最優先で整備を」県に地元要望 飯田工と長姫の統合
2008年9月20日掲載

 村井知事と飯田下伊那地方の15市町村長が飯田市の県飯田合同庁舎で意見交換した19日の「ボイス81」下伊那地域会議は、県立高校再編で進む飯田長姫と飯田工業(共に飯田市)の統合などについて議論した。

 両校の統合では、南信州広域連合長の牧野光朗・飯田市長が「地域で検討して方針をまとめている。県も最優先で整備に取り組んでほしい」と要請。県教委の原修二教育次長は「来年6月の県全体の再編計画決定前でも、準備が整えば始めていきたい」と述べ、村井知事も「県教委が判断すれば、県としてもできる限り対応する」とした。

 また、県が自立支援のため下伊那郡北部、西部、南部に設置している「ふるさと振興局」について、複数の町村長が効果は大きいとして当面の存続を要望。知事は「県と町村の役割や、住民の福祉向上に何が役立つのかをよく考えたい。ただ、むやみやたらに進めることはない」と述べ、存廃について明言は避けた。


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