信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

犀峡高存続求め署名7000人分 支援する会が県教育長に
2008年9月11日掲載

 犀峡高校(信州新町)の同窓会やPTAでつくる「犀峡高校を支援する会」は10日、長野市の県庁に山口利幸教育長を訪ね、同校の存続を求める地元住民ら約7000人分の署名を手渡した。「地域の過疎化を防ぐためにも地域校は必要」と訴えた。

 同校は定員割れが続いており、県教育委員会が進める高校再編で分校(地域キャンパス)化の基準に該当する可能性がある。県教委幹部との面談で、支援する会の中村尚夫会長は「地域キャンパス化では将来の廃校が懸念される。小規模校だからできる教育を大切にしてほしい」と求めた。山口教育長は「たとえ分校化しても、本校の方針を押しつけることはしない」などと理解を求めた。

 支援する会は同日、板倉敏和副知事も訪ね、同様の要望をした。


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