信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

「来年2月まで先延ばしを」 須高地区の計画案の発表
2008年9月11日掲載

 須坂市の渡辺宣裕教育長は10日の市議会9月定例会一般質問で、市内4高校を3高校に再編するのが適切とした県教委の高校再編の骨子案について、市教委を含む須高地区の教育7団体として、具体的な再編計画案の発表を少なくとも来年2月まで先延ばしするよう県教委に要望する意向を示した。併せて工業科や多部制単位制の設置なども求める―とした。

 渡辺教育長は、4校関係者による「須高地域の高校を考える会」のほか、須高地区の3市町村教委やPTA、県教組などの教育7団体の議論の中で「検討時間が足りない」との声が相次いだ―と説明。12月をめどに校名を盛った再編計画案を発表する方針の県教委に対し、7団体として発表を遅らせるよう要望する考えを示した。

 また、考える会や産業界の意見、保護者や子どもなどの声を踏まえ、商業・農業分野を生かしながら、工業科、多部制単位制、特別支援学校高等部の分教室、不登校生の中間教室の設置も求めていく―とした。


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