信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

東御清翔高「多部制」提言 市長「真剣に考えたい」
2008年9月10日掲載

 東御市の花岡利夫市長は9日の市議会9月定例会の一般質問で、「東御清翔高校をよくする会」(会長・保科俶教県議)が同校の多部制・単位制への転換を求める提言書を県教委に提出したことについて、「市としてもあり方を真剣に考え、県教委とも話し合いたい」と述べた。

 同校はコース制を導入した普通科で、市内唯一の高校。花岡市長は、地元からの進学者が多いことも踏まえ、「(転換は)将来を決める問題。慎重かつスピーディーに対応したい」と答弁。取材に対し、希望する時間帯の授業を選択し各自のペースで学べる多部制・単位制の是非への見解は示さず、「転換した場合にどう学校がより良くなるかも含め、専門家の意見を聞きながら検討したい」とした。

 県教委高校改革推進係によると、同校の今後のあり方については「検討中」の段階。地元住民の間には「多部制・単位制と言われても、仕組みがよく分からない」との声も多く、同校は11日午後6時半から、高校再編計画や多部制・単位制の特色に関する説明会を市舞台が丘会館で開く。


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