飯田市鼎地区まちづくり委員会は９日、臨時役員会を開き、県立高校再編で進められている地元の飯田長姫と同市座光寺の飯田工業の統合について、南信州広域連合から説明を聞いた。同連合は統合校の場所について「飯田長姫がやや優先度が高い」との方向で集約したことを報告。委員から強い異論は出なかった。
委員たちは「大所高所から検討した広域連合の判断は尊重すべきだ」と受け入れを表明。一方で「もっと早く説明してほしかった」「無くなる学校の後利用策を早く打ち出すべきだ」との意見も出た。
座光寺地区では８月、異論が相次ぎ、再度話し合うことになった。この点について連合長の牧野光朗・飯田市長は「広域連合としての集約は重く、覆す覆さないという話ではないが、地元の声も重く受け止める必要がある。県教委にどういう形で意見を上げるか、理解いただけるよう進めていきたい」と説明した。
