須坂、小布施、高山の3市町村長が16日、県教育委員会が6月に示した県立高校再編計画の骨子案について須坂市内で意見交換した。今後も必要に応じ協議の場を設け、同市内の4高校の関係者らでつくる「須高地域の高校を考える会」とも連携し、県教委などに提言していくと確認した。
骨子案は、須坂市や中野市などの旧第2通学区で、2013年以降の比較的早い時期に須坂市内の4校を3校に再編統合し、新たな高校を配置することが適当―とした。
三木正夫市長は「4校の維持は難しいのが現実的」と発言。市村良三町長は「魅力ある高校づくりには、大学との連携や地元産業界の声を生かすことが重要」とし、久保田勝士村長は「保護者やPTAの声はどうなっているのか」などと述べた。
3市町村は、須坂園芸高と須坂商業高が関係する各職業科の「基幹校」について、県産業教育審議会の答申が出る10月までに、考えを同審議会や県議会にも提言していく方針だ。