信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

「開校時7学級」検討小委了承 飯田工と長姫の統合
2008年7月16日掲載

 飯田工業、飯田長姫両高校(共に飯田市)の統合問題で、南信州広域連合の高校改革検討小委員会は15日、県教委との3回目の懇談会を飯田市内で開いた。前回結論の出なかった新校の規模について、県教委が開校時は1学年7学級とする案を示し、小委も了承した。

 規模をめぐっては県教委が少子化を見据え6学級を示していたのに対し、小委は現状と同じ8学級を求めていた。県教委はこの日、将来的には6学級が適当だが、これから10年程度は生徒数の減少が比較的緩やか―とする見通しを踏まえ、開校時は7学級とする考え方を提示。委員らは「地元の意向を反映してもらった」とし、受け入れを決めた。

 これを基に県教委は8月5日の次回懇談会で、新校の場所について、現在の両校の校地をベースにそれぞれ整備にかかる経費を試算した複数の案を示す。校地について委員からは「ここだけで判断するには大き過ぎる問題」といった声が出たことから、小委は案への意見を述べるにとどめ、最終的な判断は8月25日に開く広域連合議会全員協議会で下すことになった。


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