信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中条高「地域キャンパスに」 同窓会員らが県会に陳情
2008年6月24日掲載

 県教委がまとめた県立高校再編計画骨子案で、長野市内の高校の地域キャンパス(分校)となる可能性が示された中条高校(上水内郡中条村)のPTAと同窓会関係者は23日、県議会棟を訪れ、来年度からキャンパス化を実施し、同校を存続するよう求める陳情書を下崎保県会議長に提出した。

 同校は2学級(80人)募集だが、定員割れが続いており、全校生徒数は現在64人。同窓会の大久保尊副会長は「(廃校すれば)地域的に長野市の高校に通えない子どももいる。来年度からキャンパス化して高校再編のモデルケースとし、きめ細かい教育環境を実現してほしい」と存続に理解を求めた。下崎議長は「県教委に伝える」と述べた。

 県教委は11日の定例会に示した骨子案で、旧第3通学区(長野北部・上水内)の2学級募集校について地域キャンパス化する案を盛った。同通学区では中条と犀峡(上水内郡信州新町)が該当する。


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